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1992年のブランド発祥から、ELEMENTはライダーのフィードバックや消費者の意見を基に、長年にわたりスケートボードの開発に取り組んできました。ここでは、スケートボードを購入する前に知っておきたい各パーツの名称や役割について解説します。 DECK(デッキ)は、スケーターが足を乗せるスケートボードの主軸となる部分で、前方のトラックから前部分を「ノーズ」、後方を「テール」と呼び、トラック間を「ホイールベース」と呼びます。TRUCK(トラック)はデッキの下に取り付けられた金属製の部品で、スケートボードの旋回性能に大きな影響を与えます。タイヤ部分はWHEEL(ウィール)と呼ばれ、ウィール内部にBEARING(ベアリング)という小さな金属製の部品を組み込む事で、スムーズな回転を実現する重要な役割を果たします。GRIP TAPE(グリップテープ)はデッキの上に貼るザラザラしたシートで、シューズとの程よいグリップ力を生み出します。
スケートボードのデッキを選ぶ際、まず重要なのはデッキの幅です。幅はスケーターの足のサイズや使用目的に応じて選びますが、目安として「足を置いた時に、つま先と踵が少しはみ出すぐらい」が理想的です。一般的には、7.75~8.0インチが標準的な幅として人気があります。広めのデッキは安定感があり、特に初心者に向いていますが、トリックを多く行う場合は、やや狭めのデッキを選ぶことで、軽さと操作性が向上します。 次に、デッキの長さですが、これはスケートボード全体の安定性やトリックのしやすさに大きく影響します。身長や足の長さを目安に選ぶと、より快適に滑れるデッキを見つけやすいです。 さらに、デッキの形状も重要なポイントです。ノーズやテールの形状、ホイールベースの長さ、そしてデッキ表面の湾曲具合(コンケーブ)が異なることで、トリックや操作性に大きな違いが生まれます。 最後に、デッキの素材もチェックしましょう。ELEMENTのデッキは、すべて高品質なメープル材(カエデの木)を使用し、軽量で弾力性に優れたデッキを実現しています。また、近年では環境にも配慮し、持続可能な方法で管理された認定木材や、無害な水溶性ニスや接着剤を使用するなど、持続可能なスケートボードの未来に取り組んでいます。自分に最適なデッキを選ぶことで、スケートボードのパフォーマンスが大きく向上します。
デッキとウィールをつなぐ金具部分であるトラックは、ターンをする際の旋回性能に大きな影響を与えるパーツで、この部分のネジを調整することで、スケートボードの傾きやすさが変わってきます。また、このトラック部分で滑る「グラインド」と呼ばれるトリック時にとても重要なパーツとなります。 スケートボードのトラックを選ぶ際は、トラックとデッキの幅と一致させることが基本です。デッキの幅に合ったトラックを選ぶことで、最適な安定性と操作性を得ることができます。例えば、デッキが8.0インチの場合、トラックの幅も8.0インチ前後が理想的です。幅が広すぎたり狭すぎたりすると、バランスが崩れやすくなります。 次に、トラックの高さを選ぶことも大切です。トラックには低め(LOW)、標準(スタンダード)、高め(HI)のものがあります。LOWトラックは重心が低い分安定感があります。テールまでの距離が近くトリックの際はとても扱いやすいですが、ウィールとデッキが接触しやすくなるため小さいウィールの場合に最適です。HIトラックは重量が重たくなりますが、可動域が広い分ターンがしやすいのが特徴です。またテールまでの距離が広いため、トリック時にテールを力強く叩く事ができ、大きな動きがしやすいのが特徴です。自分の滑り方やスタイルに合ったものを選びましょう。 ELEMENTのトラックは、初級者向けのベーシックな構造とアルミニウム素材を採用しており、接続部には程よい硬さ(90A)のブッシュゴムを使用しています。
ウィールを選ぶ際の重要なポイントは「サイズ」と「硬さ」です。ウィールのサイズは直径で表され、一般的に小さなウィール(50~52mm)は軽量で、フリップなどの回し系トリックに適しています。大きなウィール(54~56mm以上)はスピードを出したい人や大きな動きをしたい人に適しています。デッキの大きさや自信の身長によって選ぶことも重要です。ウィールの硬さは「A」で表され、数値が高いほど硬くなります。一般的に、硬いウィール(95〜101A)はスムーズな路面で速く滑ることができ、トリックに向いています。逆に、柔らかいウィール(78A~87A)は、粗い路面や不安定な地形でも安定して滑ることができ、クルージング用に適しています。 ELEMENTのウィールは99Aと標準的な硬さで、程よいグリップ力と耐久性に優れた乗り心地となっています。パークなどのスムーズな路面で滑るには最適です。ほとんどのスケートボードのウィールはウレタン素材で作られており、耐久性とグリップ力に優れています。ウィールの質感や摩耗のしやすさも考慮して、長時間の使用に耐えられるものを選ぶことが大切です。
スケートボードのベアリングは、トラックのシャフト部分とウィールを繋ぐ部品で、ウィールがスムーズに回転するために欠かせません。ベアリングの選び方を理解することで、滑りやすさやスピードに大きな影響を与えることができます。 ベアリングの性能を示す指標がABEC(エイベック)規格です。ABECは、ベアリングの精度を数値で示していて、数値が高いほど精度が高く、回転がスムーズになります。一般的には、ABEC-1は基本的な精度を持ち、ABEC-3やABEC-5、ABEC-7はさらにスムーズな回転を実現します。ABEC-9以上は高精度なもので、スピードや耐久性に優れていますが、通常スケートボードではABEC-3、ABEC-5、ABEC-7が適している場合が多いです。 ELEMENTのコンプリートデッキに使用しているベアリングはABEC-3です。 ベアリングの素材に注目しましょう。一般的に、スチール製のベアリングが多いですが、軽量で耐久性が高いセラミック製ベアリングもあります。セラミックベアリングは摩擦が少なく、長持ちするため、高速での滑走や長時間の使用に向いています。自分の滑り方や環境に合わせて、最適なベアリングを選びましょう。
グリップテープは、スケーターがデッキ上で足をしっかりとコントロールできるようにするための重要なパーツです。表面はザラザラした紙やすりのような素材で、シューズとの程よいグリップ力を生み出します。一般的に、粗い粒子のものほどグリップ力が強く、激しい動きやデッキ上で足をキチッと止めたい人におすすめです。一方、粒子が細かいものはグリップ力がやや抑えめで、足を自由に動かしたい場合や、クルージングを多く行うスケーターに向いています。 耐久性も選び方のポイントです。グリップテープは長時間の使用や摩擦により、次第に摩耗していきます。耐久性の高いグリップテープは、長く使ってもその性能が維持されやすいため、特に頻繁にトリックを行うスケーターには重要です。信頼できるスケートボード由来のブランドを選ぶのが良いでしょう。 ELEMENTのグリップテープは、ある程度粒子が細かく、程よいグリップ力のある耐久性の高い素材を使用しています。