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FREE BIRD宮崎上映会後記

2024年7月13日、宮崎市の繁華街から少し外れた場所にあるミニシアター「宮崎キネマ館」に、270名以上の人が押し寄せた。プロサーファー・伊東李安琉の初となるシグネチャー・ムービー「FREE BIRD」の初演上映を観るためだ。地元開催という事で注目度は高く、開場1時間前から人が集まり長蛇の列ができた。宮崎県下の名だたるサーフショップのオーナーたちも、李安琉の応援に駆け付けた。100名収容できるスクリーンでは足りず、スクリーンを追加し、さらに急遽2回上映する事になったのだが、お越しいただいた270名超全員に観ていただく事ができた。
本作品のプロデュースを手掛けた木本直哉氏と、監督・編集を手掛けたPARUO氏も駆け付け、李安琉とともに舞台挨拶。スクリーンの前にはNias Proで10.00ptをスコアしたサーフボードが展示された。映画館というロケーションも手伝い、期待値は最高潮。観客は静かにその時を待った。


伊東李安琉というサーファーの生き方は、「特殊」とも「本質的」とも言える。20歳までの彼は、多くの同年代のサーファーのようにコンペティションに固執するわけでもなく、ビッグウェーブを求めてTRIPを繰り返し、時にコンテストをキャンセルしてまで波を追いかけてきた。しかし、2023年はWSL QSツアーに初めて本腰を入れて取り組み、いきなりアジアランキング2位を獲得。アジア代表としてCSツアーにクオリファイを決めた。「FREE BIRD」の作品中でも「最近コンテストが面白くなってきた」と発言する場面もあり、いよいよ本格的に世界に踏み出した李安琉は、CT入りを狙って現在転戦している。
李安琉をして「サーフィン界の戦場カメラマン」と表現する、サーフィンフォト界の巨匠・木本直哉氏とともに、過去5年間に渡り世界中で撮りためたフッテージをコンパイルした、約50分におよぶ映像作品「FREE BIRD」。監督・編集は、こちらもサーフィン映像界のトップランナーであるPARUO氏だ。両巨匠が「魂を削って創った」と言うこの映像作品は、本当にとんでもないクオリティに仕上がっている。作品としての品質はもちろんだが、「その日」「その場所」でしか撮れなかったであろう「波の嗅覚」が素晴らしい。おそらくは木本氏のズバ抜けた感覚によるものだが、それをパーフェクトにメイクする李安琉も凄い。宮崎、ウエスタン・オーストラリア、インドネシア、メキシコ、ハワイ、タヒチ…。二人が世界中の波をスコアしてきた映像を、本人たちの証言を交えながら怒涛の勢いで見せる内容に仕上がっている。

ウエスタン・オーストラリア

メキシコ

ハワイ・ノースショア

インドネシア

沖縄

宮崎

タヒチ・チョープー


舞台挨拶が終わり暗転、大きな拍手の中で上映はスタートした。コロナが収束してからというもの、多くのサーフムービーの上映会が行われているが、他作品のようにアクションに歓声が上がるでもなく、指笛が響き渡るわけでもなく、ただただ「息を呑む」という表現がぴったりだったように思う。家族や友人の証言も素晴らしかった。作品内でのサプライズゲストに驚いた人も多いのではないだろうか(おそらく李安琉本人も)。時折おどけながら淡々と話す李安琉のインタビューは、変な表現だが、とても李安琉らしいものだった。フランクないつも通りの口調の中に、強い意志が垣間見える瞬間がいくつもあった。
エンドロールが流れスクリーンが暗転すると、さっきまでの静寂とは打って変わって会場は割れんばかりの拍手と歓声に包まれた。李安琉自身もちょっと興奮した様子で、でも照れくさそうにスクリーンの前に出て挨拶をする。再び大きな拍手が鳴り響いた。

地元・宮崎を皮切りにスタートした「FREE BIRD」上映会は、今後全国に展開予定です。
随時情報は告知致します。

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