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五十嵐カノア キャリア・ハイライト

プロローグ

2015年、日本人として初めて世界最高峰のサーフィンツアーであるWSLワールドチャンピオンシップツアー(WCT)にクオリファイを果たし、翌2016年に当時のツアー最年少選手として出場、そして現在に至るまでワールドチャンピオンを目指し挑戦し続けている五十嵐カノア。幼少の頃よりその天才的な才能を如何なく発揮し、これまで数々の優勝や記録を打ち立て、サーフィン史にその名を刻んできました。そして今年7月には日本代表として2度目の世界最大の国際大会に出場、自ら公言している大きな目標の一つである金メダル獲得に挑みます。
今回は、そんなカノアのキャリアにおける主なハイライトを振り返っていきましょう。

1. 2015 日本人初のWSLチャンピオンシップツアークオリファイの快挙達成!

1997年10月1日カリフォルニア州サンタモニカで日本人の両親の元に生まれたカノア。誕生からから間もなくして、一家はカリフォルニアのサーフィンのメッカであるハンティントンビーチ近くにその居を移しました。カノアの3歳の誕生日の日、家族旅行で訪れていたハワイにてサーフィンを始めました。7歳の頃には早くもローカルコンテストに出場、そして9歳でその才能、成績を見込まれ当時最年少でUSAサーフチームに入ります。2009年には元ワールドチャンピオンでレジェンドサーファーのトム・カレンが持つNSAA(アメリカのアマチュアサーフィン団体)の年間最多優勝記録を破りました。この記録は未だに誰にも破られていません。クイックシルバーライダーの一員になったのは2011年のことでした。その後もボーイズクラスやプロジュニアカテゴリーで優勝を積み重ねて行きます。そして2015年、当初ワールドジュニアチャンピオンを目指していたカノアですが、同時に参加していたWSL QSの試合で好成績を残し、11月に開催された WSL *QS 6000「ブラジルマハロ・サーフ・エーコ・フェスティバル」で優勝を決め、WCTへのクオリファイという偉業をアジア人、そしてもちろん日本人として初めて達成したのです。

2. 2016 パイプマスターズで準優勝

最年少選手として参戦した2016年のWCT、記念すべき初戦の「クイックシルバープロ・ゴールドコースト」では9位とまずまずのスタートを切ったカノアですが、世界よりすぐりの32名からなるサーフエリート達が集まるツアーだけあって簡単には勝たせてくれません。思うようにランキングが上がらないままシーズンは進んでいきます。そんな中迎えた最終戦、ツアーの中でもひときわ伝統と格式の高いコンテスト、ハワイ・ノースショアで開催される「パイプ・マスターズ」ではやはりその非凡な才能を発揮し、通算11度のワールドチャンピオン、そして7度のパイプマスターの王冠を持つ”キング”ことケリー・スレーターを破るなどして決勝まで進出しました。日本人初のパイプマスター誕生に期待がかかりましたが、結果は惜しくも準優勝。それでもツアー参加初年度にして、サーフィンスキルはもちろんのこと、冷静な戦いぶりなど強烈な印象を残したのです。

3. 2017-2018 USオープン初優勝、日本国籍取得へ

世界最高峰のツアーCTに勝るとも劣らない、もしかしたらそれ以上ともいわれるレベルと開催規模のサーフィンコンテストが「USオープン」。例年カリフォルニア・ハンティントンビーチが開催場所だけあり、ローカルのカノアにとっては特別な大会です。それまで2度セミファイナルまで進出していましたが、あと一歩のところで逃していた悲願のタイトルを獲得したのが2017年でした。当時のカノアの、優勝して歓喜を爆発させる姿が記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。ただここで終わらないのがカノアの凄さ。翌2018年には何とUSオープン2連覇を果たしました。そして現在でも過去の最多優勝記録に並ぶべく、毎年出場し続けています。また2017年には将来を見据え、日本国籍を取得することを表明、2018年以降、国際大会において日本人選手、また日本代表として戦う選択をしています。

4. 2019 WSL CT 初優勝、世界最大の国際大会出場へ

ツアー3年目となった2019年、とうとうその日はやって来ました。2019 CT第3戦「Corona Bali Protected」にて喉から手が出るほど望んでいたCTでの初優勝を果たします。これはカノアにとって嬉しい初優勝だけでなく、日本人として初めて、日本サーフィン史に残る金字塔を打ち立てた、まさに歴史的な勝利といえるでしょう。またこの優勝により世界ランキングを大幅に上げたカノアはシーズン終盤も好調さを維持、最終ランキングTOP10内に入り、自らの力で東京オリンピック出場の内定を獲得しました。

5. 2021 あと一歩及ばずも、堂々たる銀メダル獲得

2015年WCTクオリファイ、2019年初優勝と、日本人として道を切り開いてきたカノアが並々ならぬ決意で望んだのがオリンピック。オリンピックにサーフィン競技が正式に認められてから最初の大会にあたる東京、そこでの金メダル獲得にカノアは早い時期から標準を合わせ、心身ともにハードなトレーニングを自らに課してきました。出場する選手の多くは普段WCTで戦っている強豪ばかり、誰もが優勝できる実力を持っているという状況。そんな中、母国に金メダルを、その思いを胸にカノアは大舞台に挑みます。通算3度のワールドチャンピオンのガブリエル・メディーナ戦を大逆転エアーで勝利し、勢いにのったカノアはそのまま決勝まで進出、前年のワールドチャンピオンのイタロ・フェレイラと対決しました。結果は惜しくも銀メダルとなりましたが、果敢に挑戦するその姿はサーフィンファンのみならず、日本中を湧かしてくれたのは確か。堂々と胸を張っていい結果だったといえるでしょう。

6. 2022 ISA WSGで金メダル獲得

ISA(国際サーフィン連盟)が主催するワールドサーフィンゲームスは、2019年よりオリンピック選考基準の一つにカウントされるようになったため、今では俄然注目される大会になりました。カノアは日本国籍を取得した2018年より日本代表選手として出場していますが、その年にアジア人初の銀メダルを獲得しています。以降、毎年代表選手のエース格として参戦していますが、男女ともに優勝者(及びその国)に2024パリオリンピックの出場枠が1枠確定する「2022年ISAワールドサーフィンゲームス」にて、アジア人、そして日本人、また自身初の金メダルを獲得。開催場所はカリフォルニア・ハンティントン、そうUSオープンで2度優勝したカノアのホームポイントでした。この大会にしっかりと標準を合わせたカノアは、個人としてはもちろんですが、日本に大きな大きな勝利をもたらしたのは言うまでもありません。

EPILOGUE

今年の夏に開催されたパリオリンピック。前回の銀メダリストのカノアは、稲葉玲王、コナー・オレアリー、松田詩野の各選手と共に出場しました。結果は惜しくも前回の成績を上回ることが出来ず9位となりましたが、開催までの3年間で全てのISA WSGに出場し好成績を収め、またWSLチャンピオンシップツアーではTOP10内に入るなどして日本男子のオリンピック出場3枠に多大な貢献をしてきました。その姿はまさに日本代表のエースといった風格でした。”アスリートの一人としてオリンピック出場はなかなかないチャンスだし、名誉なこと”と語るカノアは早くも次のロサンジェルスリンピックを見据え、2020東京でなし得なかった頂きを目指しています。Keep Goin’ KANOA!

五十嵐 カノア Kanoa Igarashi 
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