五十嵐カノア日本滞在ショートレポート

去る2月16~19日の4日間、WCTクォリファイ後の初来日を果たした五十嵐カノアの多忙な4日間に密着
2016年2月16日、外国人観光客で賑わう羽田空港にオーストラリアから早朝に到着したQUIKSILVER契約サーファーの五十嵐カノア。
2016年のWSLワールドチャンピオンシップツアークオリファイを決めてから初の来日となりました。今年はCTツアー転戦のスケジュールの関係もあり、これが最初で最後の日本訪問の予定。両親の生まれ故郷である日本のファンと少しでも交流をしたい、というカノア自身の思いから今回の来日となったのです。ゲートから出てきたカノアの最初の一声は「おはようございます!&お腹すいた」(笑)。そこでクルーは、途中サービスエリアに立ち寄ってからテレビ用のサーフィン撮影が控える千葉へ向かったのでした。
波に合わせた柔軟なサーフィンはスタイリッシュ。エアーのメイク率はかなりの高さです。
ローカル情報を頼りに向かったのは、風向きが合う部原ポイント。サイズは腹~胸、少し厚めの波ですがブレイクする波を見た途端、誰に急かされる事なくウェットに着替えたのは、さすが生粋のサーファーというところ。早速、弟の五十嵐キアヌ、日本のアップカマーの安井拓海と共にサーフセッションのスタートとなりました。小ぶりな波ながらもスピード、ラインの大きさ、そしてエアーのメイク率の高さは早くもCTサーファーの風格…。一緒に入っていた一般サーファーの方はかなりビックリしたのではないでしょうか。この日は、旅の疲れ、また翌日から控えるハードシュケージュールを考慮し、この後インタビューをこなし、一路宿泊先の横浜へ向かいました。これは後から聞いた話ですが、体調を整えるためにホテルにチェックイン後、ジムでトレーニングをしたようです。(驚)
今回の来日のメインイベントとなるのが、ボードスポーツカルチャーの合同展示会「インタースタイル」で開催されるサイン会でした。
お昼少し前に来場したカノア、その姿に気づいたファンに早くも握手、写真撮影のラッシュ。サーフィンファンの注目度の高さが伺える光景です。チャネルアイランドサーフボード、クイックシルバー、そしてムラサキスポーツと3つのサイン会で200人以上、それ以外を含めると恐らく300人以上にサインと握手&写真撮影、そして「ありがとう」の言葉と共に全て笑顔で対応しファンとコミュニケーションを取るさまは、真のプロフェッショナルスポーツ選手としての姿といえるものでした。そして、夜はメディアの方々や関係者を招いてのワールドツアークオリファイの祝勝会が開催されました。普段とは違うスーツ姿のカノアもなかなかカッコ良かったですよ。会には、ちょうどタイミング良く来日していたクイックシルバーのレジェンドライダー、トム・キャロルも急遽来場。これにはカノアも大喜びだったようです。
3日目はスタジオにてプロモーション用の撮影とサーフィンメディアのインタビューが2本。インタビューでは飾らないながらも、一つ一つの質問に丁寧に言葉を選びながらの対応がとても印象的でした。撮影が終えると、次はカリフォルニアからカノアを追いかけ来日していた”What Youth”クルーと合流。翌日には都内数カ所を回りながらドキュメンタリー撮影、そして夜には再びオーストラリアへ向けて旅立ち、4日間の日本ステイが終了したのです。
いよいよ来週3月10日から始まる「クイックシルバー・プロ・ゴールドコースト」にWSLチャンピオンシップにデビューするカノア。
世界のトップステージでどんなサーフィンを見せてくれるのか楽しみです。皆さんも是非応援をよろしくお願いします。#GOKANOA
なお、今回のカノア来日の模様はインタビューと共に4月24日発売の「サーフトリップジャーナル」にて特集の予定です。まだまだ公開していない写真等がたくさんありますので、お楽しみにお待ちください!